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接客の難しさ

ネイリストの仕事の中で、向き不向きが結構分かれるのが「接客」なんじゃないかなと思います。
ネイルは、基本的に時間がかかる施術が多いので、
その間まったく無言で作業をするわけにはいきませんし、
美容室とかエステみたいに、施術中お客様が眠ってしまうならまだいいんですけど、
椅子に座って手を出している状態なので、お客様も寝るに寝れないんですよね。

真紅のネイルだから結構長い時間、フレンチとかなら2時間くらいずっとお客様とつきっきりなので、
かなりの接客技術が要求されます。

会話が途切れるがないように

初めてネイルサロンに行った中学から高校にかけては、
ネイリストさんの接客なんて全然意識してなかったんですけど、
今思うとすっごく会話が上手でした。

その頃の私なんて、ただの子供だし、子供のくせにネイルサロンなんて来て、
はっきり言って生意気だったと思うんですけど、
すごく優しく会話してくれましたし、質問にも丁寧に答えてくれました。

あと、たぶん無言になった時間って殆どないと思うんです。
私はそんなにすごくおしゃべりなわけではないので、
質問以外では自分から話を振ったりすることってあんまりしなかったと思うんですけど、
絶妙なタイミングでネイリストさんが話を振ってくれるから、会話が途切れることってなかったような……。

今も、勉強がてらよそのネイルサロンに行くことは多々あって、
そういうときにネイリストさんの接客をチェックさせてもらったりするんですけど、
上手な人は年齢に合わせて話し方を変えたり、話題を合わせたりして、
みなさんお客様をとても楽しませていらっしゃいます。本当に尊敬です。

私もできるだけお客様とスムーズに会話するように心がけていますが、
ちょっと手の込んだ技術を施すときなんか、集中して無言になっちゃうときとかあるんですよね。
それでお客様に注意されたことはないけれど、本当はそういうときも会話ができたほうがいいんだろうな。

頭の切り替えをちゃんとする

あと、若い人とご年配の方と、同じ話し方をしてしまうと失礼になってしまうことがあるので、
そういう点も気をつけないといけないですよね。
若いお客様の施術のあとに、同じテンションでご年配の方に接してしまっては当然失礼ですし、
ご年配の方の施術を終えたあとに若い方の施術をするときに、あまりかしこまていると、お客様が気疲れしてしまう。
自分の中で頭の切り替えをちゃんとして、
お客様に合わせた接客ができるようにならないといけません。

・参考サイト:「いつも1回目の接客」をしよう!

こういった経験を積むためにも、いろんなサロンに足を運んで接客技術を覗かせていただいてますし、
サロンの仲間とお酒を飲みに行ったりして、人間ウォッチングしたりしています。
将来、ネイルの技術だけではなく、
「◯◯さんにネイルをしてもらっている時間はすごく楽しい」って言っていただきたいですから。